骨・関節に関連する病気を診断・治療しています。
橈尺骨骨折
トイプードル、イタリアングレイハウンド等にて多く認められる前足の骨折です。
特に幼少期の骨が未熟な時期であったり、体重過多出会ったりする場合に起こりやすくなります。
そんなに高い場所ではなくても、不意に落下して硬い地面に着地してしまった際に折れてしまうことがありますので、気をつけましょう。
下の写真は左前足の橈尺骨骨折のレントゲン写真です。
肘と手首の間の骨は2本(橈骨と尺骨)あります。多くの場合、橈骨と尺骨の両方が骨折します。
向かって右側が左足
(矢印が骨折部)
右健常肢
左患肢(矢印が骨折部)
大腿骨骨折
骨折全体のうち、20〜25%が大腿骨骨折と言われており、比較的頻度の高いタイプです。
交通事故等により起こります。大きな負荷のかかる骨であるため、整復固定のために手術が必要になります。
下の写真は猫の大腿骨骨折の例です。